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株式会社フルハシ環境総合研究所による環境問題、環境経営に関する提言・オピニオン発信を目的としたサイトです。

2014年12月30日火曜日

26.ココがポイント!改正省エネ法(4)

*GMMは地球環境問題を前向きに解決し、「緑豊かな」地球を目指すという意
味を込めて、「グリーンメールマガジン」と名付け、皆様にお届けする環境
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                     2014年11月28日発行 株式会社フルハシ環境総合研究所
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        GMM [Green Mail Magazine] No.257
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【本日の特集】
1.ココがポイント!改正省エネ法(4)
【イベント・セミナー情報】
2. 名古屋藤原塾のお知らせ
  [名古屋] ■12月25日(木)、2015年3月26日(木)
  主催:フルハシ環境総合研究所


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【本日の特集】
1.ココがポイント!改正省エネ法(4)
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三週続けて改正省エネ法についてについて書いてきた。シリーズ最終回である
今号は、省エネ法の3つの取り組みの内、「チェンジ」を紹介したい。
【ペレットボイラー設備等の導入により大規模省エネに成功】
「チェンジ」とはコージェネレーション設備・自家発電設備の導入や空調設備
・加熱設備の熱源変更など、従来電気を使用していたものから、ガスなどの燃
料や熱の使用へと転換する方法である。
高山グリーンホテル株式会社は、2008年度エネルギー使用合理化事業者支援事
業を利用してペレットボイラー設備を導入し、また熱供給・空調熱源設備を高
効率省エネ設備に更新した。
同ホテルでは木質ペレットボイラーを導入したことで、A重油を大幅に削減した。
導入前後のエネルギー削減量を比較すると、設備導入部分でエネルギー削減量
は約51.3%の削減、A重油削減量にして 約584 kl/年に成功している。
設備の導入にかかる総事業費約3億4440万円の内、およそ3分の1にあたる
約1億780万円を補助金でまかなった。
木質ペレットの原料は、林地残材や木工おが屑などから製造している。森林資
源を活用した地産地消費のグリーンエネルギーを活用することで、環境負荷の
低減と、地域の木質バイオマス資源の循環にも貢献している。
【「チェンジ」は成功するか?】
従来電気を使用していたものから、燃料や熱の使用へと転換するのが「チェン
ジ」である。例えばコージェネは、ガスなどの燃料から電力を作るのと合わせ
て、燃焼時に発生する廃熱を再利用して冷暖房や給湯へのエネルギーもまかな
う。これによりコストの削減、発電と利用者の現場が近いことによる送電ロス
の低下、震災などの停電時にも電力を供給できるというBCPの観点など、多く
のメリットを備えている。
しかし、初期投資費用が高額である、燃料価格の変動を受けやすい、排熱の利
用先が見つからないなどの要因から、現在、コージェネ市場は鈍化している。
では、「チェンジ」は成功しないのだろうか?
【木質バイオマス発電という選択】
日本における最大のエネルギー資源は「木」である。事例で取り上げた木質バ
イオマス発電は、燃料を国内で調達できるため価格変動の影響が少ない。原料
となる建築廃材や木工おが屑などは廃棄物扱いのため、燃料として利用すれば
循環型社会の形成に役立ち、更に木材はカーボンニュートラルな素材なためCO2
削減にも貢献できる。また、木質バイオマスは熱利用であればエネルギーの
80%以上を利用することができ、コージェネに適した燃料である。
事例に見られるような効率の良い木質エネルギー利用の延長線上に、「チェン
ジ」の成功があるのではないだろうか。コージェネにはまだ様々な課題もある
が、地域資源の活用と一体となった発展を期待したい。(所員/中林)
参考文献中部経済産業局エネルギー対策課 2014年7月
「中部地域における省エネルギー設備導入事例集(平成26年版 Ver.2)」


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【イベント・セミナー情報】
2.名古屋藤原塾のお知らせ
  [名古屋] 12月25日(木)、2015年3月26日(木)
  主催:フルハシ環境総合研究所
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名古屋藤原塾では、経済アナリストである藤原直哉氏が、経済、金融、政治、
外交、社会、文化の幅広い分野に関する最新の「時事問題」と「リーダー
シップ」「経営」に関する話題を取り上げて、解説します。
藤原塾は、全国で開催されており、名古屋では、フルハシ環境総合研究所が、
事務局を務めています。
■日時
【2014年度名古屋藤原塾】 
  2014年 12月25日(木)  16:00~18:30 会場B
            ※終了後に懇親会を行います。
  2015年 3月26日(木) 16:00~18:30 会場A
■講師
藤原直哉氏
経済アナリスト、株式会社あえるば代表取締役会長。
東京大学経済学部卒業。住友電気工業株式会社入社。経済企画庁出向後、
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社入社。現在、独立系シンクタンク
として政治・経済を分析。全国各地で藤原学校・藤原塾を開催。
【株式会社あえるば ホームページ】
  http://www.fujiwaraoffice.co.jp/
【藤原直哉のインターネット放送局】
  http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/
■場所
 【会場A】  
  ローズコートホテル 3F
  (名古屋市営地下鉄 上前津駅の1番出口を出てすぐ)
 【会場B】
  愛知県産業労働センター ウインクあいち 9F 908号室
  (JR・名鉄・名古屋市営地下鉄 名古屋駅桜通口から
   ミッドランドスクエア方面 徒歩5分)
■参加費
  受講料 事前振込み    8,300円/回(税込)
       当日現金支払   10,000円/回(税込)
【振込先】
  三菱東京UFJ銀行 上前津支店 普通口座1881140
  (株)フルハシ環境総合研究所 
   カ)フルハシカンキョウソウゴウケンキュウジョ
■お申込み方法
  お申込みされる開催日・ご芳名・御社名・お役職
  ご連絡先(TEL、FAX、E-mail)をご記入の上、
  メールinfo@fuluhashi.jp宛にご連絡ください。
■お問い合わせ先
  株式会社フルハシ環境総合研究所  担当:中林  
  Tel:(052)324-5351 Fax:(052)324-5352 
  E-mail : info@fuluhashi.jp
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