ブログ説明

株式会社フルハシ環境総合研究所による環境問題、環境経営に関する提言・オピニオン発信を目的としたサイトです。

2015年7月17日金曜日

51.環境取り組みのきっかけとなりそうなおススメ絵本 

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 2015年7月17日発行 株式会社フルハシ環境総合研究所
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   GMM [Green Mail Magazine] No.265
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【本日の特集】
  環境取り組みのきっかけとなりそうなおススメ絵本 
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 数年前のことになるが、「ナマケモノのいる森で」という絵本を誕生日プレゼントとしていただいた。森の景色や動物たちが立体的に立ち上がる仕掛け絵本で、ついついめくることの面白さに夢中になってしまった。改めてお話を読んでみると、「森の破壊と再生」をテーマにしたとても魅力的なストーリーだった。この本の中で語られるのは「自然を破壊してしまうのも人だが、生き返らせることができるのも人」という明確で強いメッセージだ。
このことをきっかけに、子どもたちはもちろん、環境問題にあまり関心のない大人にとっても、「絵本」が環境取組みのきっかけになるのでは、と考えていた。そんなことを思いつつ、名古屋市千種区の「メルヘンハウス」を訪ねた。ここは1973年に日本初の「子どもの本の専門店」として誕生し、常時約3万冊の絵本や児童書を取り扱う老舗書店。店長の浅野友美さんにアドバイスをいただきながら、一緒に「環境取組みのきっかけ」になりそうな絵本を、3冊ほどチョイスしてみた。表紙の画像は以下のブログページにてご覧いただける。中身については、ぜひ実物を書店で手に取ってご覧いただきたい。
①『いけいけ どんどん!~ウミガメたちの ものがたり~』 ○絵と文/宇治 勲 ○PHP研究所
○\1,200(税別)
ウミガメの一生をテーマにした、シンプルでわかりやすいストーリー。浜辺で孵った子ガメが、海の中でさまざまな捕食者と闘いながら成長し、やがて……。厳しい生存競争の中、生き残って親になることの難しさがダイレクトに語られる。そのことは残酷であるとともに改めて感動的でもある。「人の手の届かない自然の素晴らしさ」を実感できる。



②『ざっそうの名前』○長尾 玲子作○福音館書店○ \1,100(税別)
おじいちゃんの家に遊びにきた孫の太郎が、おじいちゃんからさまざまな雑草の名前や特徴を教わっていく、というお話。身の回りに生えているすべての雑草にも「名前」があり、生き延びるための知恵や工夫の数々を知って太郎は驚く。自然の持つ力、たくましさが「雑草」というモチーフからダイレクトに伝わってくる。刺繍で描かれた草や花が生き生きと美しく、大人でも十分に楽しめる絵本だ。




③『わたしが ぼくが ちきゅうのためにできる 10のこと』○メラニー・ウォルシュ作○チャイルド本社
○\1,500(税別)
この絵本は、タイトル通りダイレクトに環境問題にアプローチする。ただし、「お勉強的堅苦しさ」はまったくない。楽しい仕掛けとおおらかな作画、わかりやすいメッセージで、「わたしたちにできること」が語られる。メッセージが、頭の中よりも「心の中」に響く。





まだまだ他にも紹介したい絵本がたくさんあるが、今回はスペースの都合で3冊を厳選した。ネット社会の到来で、紙媒体がやや肩身の狭いポジションに置かれている。しかし、本を1ページずつめくっていくことや自分で選んだ本を誰か読んでもらう「わくわく感」は、本ならではの貴重な「原体験」となりうるのではないだろうか。子どもも大人も「絵本」を楽しみながら、環境を考える時間が持てるとしたら、とても素敵なことだなと思う。(所員:村本)
     
○メルヘンハウスhttp://www.meruhenhouse.co.jp/


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【発行】株式会社フルハシ環境総合研究所 

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